🎹 ピアノを辞めた理由は「練習不足」じゃなかった
保科です。
ピアノ経営塾をしていると、全国の教室から
たくさんの事例が寄せられます。
今日はその中から、時代の変化を
象徴するエピソードを2つ紹介します。
教材がつまらないと言われたAくんのケース
ある日、小学5年生のAくんのママから
突然LINEが届きました。
「申し訳ありません。レッスンやめます。」
驚きながら理由を尋ねると──
「私も続けてほしいんです。
でもAがもうやめたいって言っていて…」
さらに詳しく聞くとAくんの本音がわかりました。
「今の教材がつまらない。
自分のやりたい曲ができない。」
Aくんは決してピアノが嫌いに
なったわけではありません。
ただ、レッスンが自分の“やりたい”と
結びついていなかったのです。
この話を聞いて、ハッとした先生は
多いのではないでしょうか?
教室を変えた驚くべき理由
別の教室で、中学2年生の生徒さんが
合唱コンクールの伴奏者に選ばれました。
でもその子は、これまで通っていた先生の教室を辞め、
遠方の別の教室に移ってきたのです。
理由を聞くと驚くべき答えが
返ってきました。
発表会でYOASOBIの曲を弾いたとき、
先生がその曲を知らなかったそうです。
そのとき親御さんはこう言いました。
「もっとちゃんとした教室に変えなさい」
この言葉を聞いた新しい先生(B先生)は
びっくりしたそうです。
「ちゃんと、の意味がそこなの!?」
前の先生(A先生)は地元で評判のベテラン。
でも今の時代、“ちゃんとしている”の
定義が変わってきているのです。
時代が変わった──知らないでは済まされない
かつては、流行の曲を知らないことは、
笑い話で済みました。
でも今は違います。
- 生徒が普段聴いている
音楽を先生が知らない - レッスンでその曲が一度も扱われない
- 気づけば生徒が教室を去っている
この流れが全国の教室で
現実に起こっています。
クラシックだけを教えていればいい、
という時代はもう終わりました。
先生のところはどうですか?
クラシック至上主義を続けて
「うちはレベルが高いから」と言い訳するのは簡単です。
でも、時代に取り残されるリスクを
本気で考えたことはありますか?
クラシックの価値を守りたいなら、
まずは生徒が生きている
“今”の音楽を知ることから始めませんか?
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