こんにちは。
ピアノ経営塾の保科陽子です。
今日は、動画シリーズ第6話として、
「耳コピは生まれつきじゃないよ」
というテーマでお話しした内容を、
あらためて文章でまとめます。
■ 耳コピは、特別な人だけのものなのか
耳コピというと、
- 生まれつき耳がいい人
- 絶対音感がある人
- もともと感覚的にできる人
そんなイメージを持たれることが多いかもしれません。
でも私は、今の時点ではっきり思っていることがあります。
ピアノの先生なら、耳コピは伸ばせる。
しかも、絶対音感がなくてもです。
■ 実は私は、耳が強いタイプではありませんでした
ここで、まず私自身のことをお話しします。
私は、もともと耳が強いタイプではありません。
むしろかなり苦手意識がありました。
聴音も得意ではありませんでしたし、
音を聞いて「これは何の音」とすぐ分かるような
タイプでもありませんでした。
正直に言えば、
ずっと「耳コピなんて自分には無理」と思っていました。
だからこそ、
耳コピがパッとできる子や人を見ると、
本当に憧れの存在でした。
■ それでも、やってみようと思った理由
そんな私が耳コピに挑戦しようと思ったのは、
夢かなメソッドを作る中で、
どうしても耳コピ要素が必要だと感じたからです。
夢かなは、生徒の「やりたい曲」を大事にするメソッドです。
そうなると、先生側も
- 流行歌に触れる
- 聴く耳を育てる
- 音からつかむ力を持つ
ことが必要になります。
そこで私は、誰にも言わずに、
こっそり耳コピの練習を始めました。
もしできなかったら、誰にも言わなければいい。
そんな気持ちでのスタートでした。
■ 最初の1か月は、正直かなり苦しかった
始めたばかりの頃は、本当に手探りでした。
やり方が合っているのかも分からない。
この方向でいいのかも分からない。
何曲かやってみても全然うまくいかない。
「やっぱり私はダメかもしれない」
「才能がないのかもしれない」
そう思うことも何度もありました。
でも、その一方で、
少しずつ流行歌を聴く機会を増やしていく中で、
あることに気づきました。
■ 「分からない」のではなく、「聞く量」かもしれない
流行歌定例会のような形で、
今流行っている曲をみんなで聴く時間を作るようになったとき、
多くの先生方が
「どこがいいのか分からない」
「ガチャガチャして聞こえる」
「メロディが入ってこない」
と感じていることが分かりました。
でも、それを聞いたときに私は思ったんです。
ああ、これ、私も前はそうだったな。
つまり、
「曲が悪い」のではなく、
聞き慣れていないだけなのかもしれない。
そう思って、自分でも意識的に聞くようにしていくと、
だんだん曲が入ってくるようになりました。
そしてそのことが、耳コピにもつながっていきました。
■ 最初の1曲ができたとき、少し景色が変わった
最初は、1か月で1曲できたらいいと思っていました。
その1曲ですら本当に大変でした。
でも最後の最後で、
「あれ、ちょっとできたかも」
という感覚が出てきたんです。
そこから、自分のやり方を少しずつ見直し、
何がうまくいったのかを探りながら進めていきました。
すると、時間はかかっても、
少しずつ少しずつ、
道が見えるようになってきたんです。
■ 8ヶ月続けて、自分の中で確かな変化が出た
2025年の夏ごろから始めて、
2026年2月の時点で約8か月。
この8か月で、私の中ではかなり大きな変化がありました。
もちろん、すべての曲が同じように
簡単というわけではありません。
やりやすい曲もあれば、難しい曲もあります。
でも、最初は「何も見えない」状態だったのが、
今は「こう進めればいけるかもしれない」と
いう感覚が持てるようになった。
最終的には推しの曲を1日で耳コピすることに成功。
これは私にとって、とても大きな変化でした。
■ 使ったのは“特別な才能”ではなく、ピアノ講師としての基礎力
ここで大事なのは、
私が耳コピを進める中で使っていたのは、
何か特別な超能力ではないということです。
むしろ、
- ピアノの先生として学んできたこと
- 楽譜を読む力
- 音の構造を知っていること
- レッスンで培ってきた基礎力
こうしたものが、ものすごく役に立ちました。
つまり、
耳コピはゼロからではなく、
今までの先生としての力を別方向に使うことでもある
と感じています。
■ だから私は、ピアノの先生ならできると思っている
生まれつきできる人は、もちろんいます。
でも、生まれつきでなくても、
ピアノの先生なら伸ばしていける。
今の私は、そう思っています。
少なくとも私は、
耳が苦手で、聴音に苦手意識があって、
耳コピなんて自分には無理だと思っていた側の人間でした。
そんな私でも、
8ヶ月やってここまで変わった。
だからこそ、
「私は無理」と思っている先生ほど、
一度やってみてほしいと思っています。
■ 夢かなメソッドでは、この力も育てていきたい
夢かなメソッドでは、
先生自身が耳コピの感覚を持ち、
必要に応じて生徒にもその入り口を作っていけることを目指しています。
特に、耳の強い子、感覚的に入っていく子にとっては、
この視点があるかどうかでレッスンの広がりが変わってきます。
■ 耳コピチャンネルについて
私自身が耳コピに挑戦してきた記録として、
耳コピ中心のチャンネルもあります。
こちらは、流行歌定例会で扱った曲を中心にした内容で、
「耳が苦手だった先生でも、8ヶ月でここまで変わる」という
ひとつの証拠になればと思っています。
興味がある方は、公式LINEから
「耳コピチャンネル」
と送ってください。リンクをご案内します。
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■ 動画はこちら
今回の内容を動画でご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。
また、シリーズ1〜5を見ていただくと、背景もより分かりやすいと思います。
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